土日の株がまったりデーは、恒例の映画タイムです。
今回はネットフリックスで新しく上がっていたバンダースナッチブラックミラーを見てみました。
この映画は斬新なシステムが取り入れられてて、
何と映画の最中に2択の選択肢が与えられ、視聴者が2択から選ぶというもの。
まぁそういう映画だと知らなく、予備知識なしで見た次第です。
ここより先ネタバレ含む【バンダースナッチブラックミラー】レビュー
レビュー点数:
さて、バンダースナッチブラックミラーですが、
結論から言うと、ここ数年見た中で一番つまらなく感じた映画でした。
★が二つなのは、発想自体は面白かったから。
内容は文句なしの★一つです。
映画としては、バンダースナッチブラックミラーの世界を視聴者という観点で見つつ、
それでいてゲームプレイヤーさながらで、往年の名作かまいたちの夜などの、
アドベンチャーゲームのような感もある。
ただこの映画、本質的に暗い内容なんですよ。
選択肢を間違うと、時間が遡り、うーん遡るというよりは、
登場人物コリンの言っていたように、違う世界線、タイムラインの描写に移る。
で、巻き戻るシーンが派手なアクションだったり、
見栄えのするシーン、見ていて楽しいシーンだと退屈しないのかもしれないけど、
このバンダースナッチブラックミラーで巻き戻るシーンは、冒頭のシーンや、
父親を殺すシーン、父親の死体を切断するシーンが多々巻き戻されたりして、
正直ただただ気分が悪い。
この映画の世界観では、”人は自分で選択をしているようで、誰かが自分の選択を決めている”といったもの。
そのことから主人公は父親を殺しても、罪悪感に苛まれることがない。
父親を灰皿で撲殺したという行為は、自分の選択ではなく、誰かが自分に命令したから。
映画の途中のシーンで、ネットフリックスの製作者がこの映画を作っているときの、
インタビューを受けており、主人公同様バンダースナッチを完成させていくのだが、
その過程で誰か(視聴者)に操られてパソコンを結果的に壊してしまう。
2択を選択しているつもりでも、
自分が思い通りに選択しているように思わせているんですと、
主人公がゲームのプレゼンテーションの時に発言します。
なるほど。
たしかに2択の選択肢を視聴者である私が選ぶ際に、
“パソコンを壊す”or”パソコンにお茶をかける”などの要は同じ2択を、
選択させられることがあった。
視聴者もバンダースナッチのゲームを自らの意思で選択しているつもりでも、
実は製作者の意図した展開を選んでいるという事ね。
一応エンディングである母と一緒に列車に乗って死ぬという選択肢まで
たどり着きましたが、途中からさっさと終わらないかなぐらいに思ってました。
ひたすら巻き戻されて、テンポが悪い…

もう二度と見る事はないですね。
映画でアドベンチャーゲームのような要素は別に必要ないなと実感。
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